消費税インボイス制度に関する疑問点にお答えします!

公開日:2024年3月13日

人事労務・働き方改革

2023年10月1日より開始されたインボイス制度について、国税庁が公表している「多く寄せられるご質問」を参考に解説していきます。なお、本号はNTS総合税理士法人に寄稿いただきました。

請求書に誤りがあった場合に買手側が修正することは可能か

受領した適格請求書に買手が自ら修正を加えたものでも、修正事項について売手の確認を受け、修正後の書類を保存することで、その書類は適格請求書であるのと同時に、修正した事項を明示した仕入明細書等に該当するため、仕入税額控除の適用を受けることが可能です。

当社負担の振込手数料の取扱い

売手が負担する振込手数料相当額に係るの経理処理について、その振込手数料相当額を売上げに係る対価の返還等として処理することが認められています。
一般的には、振込手数料相当額は1万円未満であると考えられるため、適格返還請求書の交付義務が免除となり取引先への交付義務はありません。
なお、売手が買手に対して売上げに係る対価の返還等を行った場合の適用税率は、売上げに係る対価の返還等の基となる課税資産の譲渡等の適用税率に従うこととなります。
例えば、軽減税率(8%)対象の課税資産の譲渡等を対象とした振込手数料相当額の売上値引きには、軽減税率(8%)が適用されます。

宛名が従業員名の領収書はどうする?

事業に必要な消耗品を従業員が立て替え払いをして購入し(従業員名の領収書)、代金を会社が負担した場合には原則として、仕入税額控除を行うことはできません(本来宛名の記載を求められない適格簡易請求書であっても同様です)。ただし、以下を満たすことにより仕入税額控除を行うことが可能になります。
(1)当該従業員が貴社に所属していることが明らかとなる名簿や当該名簿の記載事項に係る電磁的記録(以下「従業員名簿等」といいます)の保存が併せて行われている。
(2)宛名に従業員名が記載された適格簡易請求書と、当該従業員名簿等の保存をしている。

 

(寄稿:NTS総合税理士法人、発行:三井住友海上経営サポートセンター)

関連記事

シニア人材が活躍する職場づくり(1) 評価と処遇の検討ポイント

2026年2月4日

人事労務・働き方改革

【企業側】退職代行を使われたら?トラブルを避けるためにとるべき対応

2026年2月2日

人事労務・働き方改革

弁護士が解説! AIの人事活用で経営者・人事が「今」知るべき法的リスクと対応

2026年1月14日

人事労務・働き方改革

テレワークの導入・廃止・継続のための検討ポイント

2025年10月24日

人事労務・働き方改革

帝国データバンク公表「外国人労働者、企業の4社に1社が雇用 14.3%は採用「拡大」」

2025年10月15日

人事労務・働き方改革

人手不足

おすすめ記事

外国人雇用を進める時のポイントを解説!特定技能制度や助成金についても紹介

2026年2月16日

人手不足

【2026年】中小企業省力化投資補助事業(補助金)の仕組みと申請方法、活用事例を解説

2026年2月9日

助成金・補助金

【企業側】退職代行を使われたら?トラブルを避けるためにとるべき対応

2026年2月2日

人事労務・働き方改革

点呼問題とは?不適切点呼や未実施を防ぐためのポイントを解説

2026年1月19日

事故防止

ランサムウェア被害を防ぐには?主な攻撃手法と防止対策を詳しく解説

2026年1月5日

サイバーリスク

週間ランキング

下請法から取適法へ。改正で、何がどう変わる?(第1回)

2025年12月12日

法改正

下請法から取適法へ。改正で、何がどう変わる?(第3回)

2026年1月7日

法改正

「個人から法人への非上場株式の譲渡における注意点」

2024年11月22日

その他

過剰に主張するハラハラとは!?具体例と対策について

2024年9月6日

人事労務・働き方改革

ハラスメント

職場における感染症対策 ~従業員の感染症に企業はどう対応すべきか~

2025年8月22日

健康経営・メンタルヘルス