印刷を礎に進化を続ける創業90年企業「東洋美術印刷株式会社」 ~ お客さまの課題解決型「コミュニケーションデザイン」事業の展開には人材が鍵 ~
公開日:2026年6月4日
人手不足

東京都千代田区に本社を構える東洋美術印刷株式会社様は、「想いをカタチに、こころをつなぐ」をモットーに長年にわたり培ってきた印刷技術と信頼を基盤に、お客さまの課題解決型の「コミュニケーションデザイン」事業への進化発展を遂げられているエクセレントカンパニーです。
今回は、同社が「企業型確定拠出年金(DC)制度」を導入するに至った経緯や導入後の従業員の反応、および本制度の導入を検討する経営者の皆さま向けに一言いただきました。お答えいただいたのは山本久喜様(代表取締役社長)、毛利文隆様(執行役員 総務部長)、仲山裕文様(デジタルマーケティング推進部 部長)です。
生き残りをかけた事業拡大・地域連携
―まずは御社のご紹介からお願いします―
山本社長
当社は2025年度に創業90周年を迎えた印刷会社です。昨今は、印刷需要が減るなど事業環境の変化に直面し、これまでの「印刷物の提供」から「お客さまのコミュニケーションサポート」に企業ドメインを再定義することで事業領域を拡大し、新たなサービス提供に取り組んでいます。従来の印刷に加え、デザイン、動画・CG作成等デジタルメディアを駆使した、コミュニケーション課題のソリューション提供に注力し、「こころふれ合う社会の実現」に寄与することを目指しています。

―お話いただきましたように印刷業界の経営環境が激変する中で90周年という節目を迎えられたのは「お客さまのコミュニケーションサポート」とういう企業ドメインへの転換が奏功したことが一因であったと思われますがいかがでしょうか?―
山本社長
そうですね。昔は紙ベースの印刷物を提供することが大きな役割であり「印刷を核にした」事業展開としていたため、印刷から離れた発想が生まれくいところがありました。しかし、時代とお客さまニーズの変化に対応するためには、企業ドメインを再定義し、「印刷を礎にした」事業展開に方向性を変える必要がありました。印刷に縛られることなく「お客さまのコミュニケーションサポート」という概念に基づきデジタルメディア等の事業領域を広げつつ磨きを掛けてきたという経緯があります。
―いろいろなご苦労と試行錯誤があって今があるのですね。御社は地域企業との連携も大切にされているとお聞きしました。具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?―
山本社長
千代田区内の中小企業の皆さまとはお付き合いがあって、そのネットワークを使って、地元企業や団体との連携や支援をする中で、我々のビジネスにつながることもあります。例えば、商店街連合会のホームページ作成や、千代田区観光協会が発行するフリーペーパーの印刷を受注することがあります。その他では、「むらまち結び」という有志で設立した一般社団法人を通じた地方活性化にも取り組んでいます。地方の情報を千代田区内に発信したりするなど、各地方の広告代理業という位置づけで地域活性化を担っています。
―事業領域の拡大や地域連携という形で競争力を強化されているのですね。次は視点を変えた質問ですが、事業を担う人材の確保という面ではどのような工夫をされているのでしょうか―
山本社長
採用面では新卒採用サイトの活用のほか、私自身が就職説明会に登壇して、学生に対して会社事業を説明する機会を設けています。代表者の言葉を直接若い方に伝えることで当社の魅力を感じてもらうことが狙いです。ただ、採用には苦労していますね。また、福利厚生面では、大企業のような初任給の引上げは難しいので、企業型DC等退職・年金制度の充実をアピール材料として人材確保に取り組んでいます。
企業型DCの導入経緯
―企業型DCを福利厚生の充実にご活用いただいているとのことですが、そもそも企業型DCはどういった目的で導入されたのでしょうか?-




