厚生労働省 カスタマーハラスメント対策の指針案示す

公開日:2026年4月1日

ハラスメント

厚生労働省は2025年12月10日、「事業主が職場における顧客等の言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(案)」を示しました。2025年6月に成立し、2026年10月1日に施行予定の改正労働施策総合推進法では、事業主に対して職場におけるカスタマーハラスメント(注)(カスハラ)への対策を義務付けており、本指針案は事業主が適切かつ有効な対策を実施できるよう必要な事項を定めたものです。本指針案は、意見募集を経て2026年2月に公表される見込みです。事業主は同法の施行までに、指針の内容に照らして自社のカスハラ対策状況を確認し、しかるべき体制の整備と労働者への周知・啓発を行うことが求められます。

事業主が職場における顧客等の言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針

本指針案で示された事業主が講ずべき措置は以下のとおりです。具体的な取組例や講ずることが望ましい措置等についても本指針案では示されているため、併せて参照ください。

 

2026年に施行される改正法の背景や内容について解説しています。

 

(注)職場におけるカスタマーハラスメント
本指針案において、職場におけるカスタマーハラスメントとは、職場において行われる①顧客等の言動であって、②その雇用する労働者が従事する業務の性質その他の事情に照らして社会通念上許容される範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの要素をすべて満たすものと定義されている。

参考情報:2025年12月10日付 厚生労働省HP

MS&ADインターリスク総研株式会社発行のESGリスクトピックス2026年1月(2025年度第10号)を基に作成したものです。

MS&ADインターリスク総研株式会社

企業や組織のリスクマネジメントをサポートするコンサルティング会社です。
サイバーリスク、防災・減災、BCM/BCP、コンプライアンス、危機管理、企業を取り巻く様々なリスクに対して、お客さま企業の実態を踏まえた最適なソリューションをご提供します。

また、サステナビリティ、人的資本経営、次世代モビリティといった最新の経営課題にも豊富な知見・ノウハウを有しています。中堅・中小企業にも利用しやすいソリューションも幅広くラインナップしています。

関連記事

【2026年施行予定】カスタマーハラスメント対策が義務化へ!改正労働施策総合推進法が企業に与える影響

2025年12月8日

ハラスメント

第2回 従業員のための相談対応体制の整備と対応マニュアル作成のポイント

2025年6月6日

ハラスメント

医療機関・福祉事業者に求められるカスハラ対策

2025年5月23日

ハラスメント

第1回 カスタマーハラスメントに関する対応体制構築に向けたQ&A

2025年4月18日

ハラスメント

企業における就活生へのハラスメント防止措置義務化へ 法改正の動き進む

2025年2月14日

人事労務・働き方改革

ハラスメント

おすすめ記事

二季化とは?中小企業経営に与える影響やポイントを解説

2026年3月30日

自然災害・事業継続

アトツギ支援とは?後継者不足の課題解決につながるポイントを解説

2026年3月23日

事業承継・M&A

中小企業をサポートする生産性投資支援!助成金・補助金の種類を詳しく紹介

2026年3月16日

助成金・補助金

大規模成長投資補助金とは?制度のポイントや申請の流れを詳しく解説

2026年3月9日

助成金・補助金

両立支援等助成金(育休中等業務代替支援コース)とは?支給要件や申請手続を詳しく解説

2026年3月2日

助成金・補助金

週間ランキング

下請法から取適法へ。改正で、何がどう変わる?(第1回)

2025年12月12日

法改正

「個人から法人への非上場株式の譲渡における注意点」

2024年11月22日

その他

過剰に主張するハラハラとは!?具体例と対策について

2024年9月6日

人事労務・働き方改革

ハラスメント

健康経営優良法人2026 ~ 認定制度の変更点と今後の方向性 ~

2025年11月14日

健康経営・メンタルヘルス

保育士等の処遇改善等加算の変更点と実務対応

2025年8月27日

助成金・補助金