二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」を削減するとともに、森林などによる「吸収量」を差し引くことで、 温室効果ガスを実質的にゼロにする取組です。
2020年10月26日、政府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラルを宣言しました。気候変動の原因とされる温室効果ガスは、経済活動・日常生活に伴い排出されています。将来の世代も安心して暮らせる、持続可能な経済社会をつくるため、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、取り組むことが求められています。
上場企業の一部では、2022年4月より「気候変動に伴うリスクと収益機会が自社の事業活動や収益等に与える影響」の情報開示を求められることになりました。
気候関連情報開示においては、「温室効果ガスの排出量」は「自社の事業活動による直接排出(Scope1)」「購入した電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出(Scope2)」だけでなく、「原材料の調達や製造する製品の使用、廃棄などからの排出(Scope3)」も求められるため、大企業と取引を行う中堅・中小企業は取引先企業から排出量の削減を求められることとなります。
出典:環境省「SBT(Science Based Targets)について」
温室効果ガス削減の取組は、光熱費・燃料費削減という経営上の「守り」の要素だけでなく、売上の拡大や金融機関からの融資獲得といった本業上のメリットを得られるという「攻め」の要素もあります。
以下のステップに沿って、CO₂削減取組を実行します。
主な算定方法は下記の3つです。
主な算定方法 |
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①自社算定 |
②コンサルティング会社の活用 |
③クラウド型システムの利用 |
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冊子 脱炭素経営に取組みましょう
動画 中堅・中小企業に求められる脱炭素経営
すでに三井住友海上との
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